【久留米市】平家伝説にまつわる両道院であった「七木地蔵尊」に参拝へ。2024年1月14日(日)には七木地蔵新年大祭が行われます。
久留米市長門石、大砲ラーメン 長門石店のすぐ近くにある「七木地蔵尊(ななきじぞうそん)」へ初詣に行ってきました。
長門石地区の住宅街に立派な地蔵堂があります。奥に専用の駐車場を完備しています。
七木地蔵尊(ななきじぞうそん)とは
本尊は霊験あらたかな地蔵尊として知られ、以前は平家伝説にまつわる両道院にあって、七種の巨木が幹を一つにしたようにそびえ立つ根元に鎮座していたということから七木地蔵尊と呼ばれるようになりました。
かつて肥前の龍造寺氏が高良山にたてこもる大友宗麟を攻める際に、戦勝祈願を成就したことから、眼病、諸病とともに進学・選挙にご利益があるとされ、御願成就の地蔵として参詣者が絶えず訪れています。
七木地蔵板碑は「応永三年午十月」の銘が彫られているが、応永三年(1396)は丙子歳にあたり干支の午と子が似ているので違えたかと思われます。
長い間、旧河川の堤防際にあった本像は、昭和49年長門石土地区画整理事業、道路建設のため移転を余儀なくされ、約50m離れた現在地に7本の大樹と共に移転されました。
その際、板碑の下から木彫りの弁財天像が発掘されています。
久留米および近郊における室町時代の地蔵信仰を知る上で、また美術的にも極めて貴重な存在となっています。
昭和49年11月1日、久留米市文化財に指定。
※抜粋しています。
七木地蔵尊入り口
七木地蔵尊の入り口では、横に大きく枝を伸ばした立派な松の木が出迎えてくれます。
立派な手水舎がありお清めしてお参りします。
参詣順路の看板が設置され右廻りに進み参詣する流れとなります。
境内には、御本尊の他に、ぼけ封じ観音や弁財天、十三像などが多数あります
御本尊
御本尊の地蔵菩薩は、大きな自然石に彫られ、通肩(両肩)には袈裟 (けさ)をまとっています。
少し微笑んでいるような穏やかな表情のお地蔵板碑です。
御本尊の隣には、千栗より移転された際に、七木地蔵尊の3尺下から発掘された木彫りの弁財天像が安置されています。
578年前に埋められた地蔵菩薩が、目の前で拝見できるのも凄いですね。
順路の最後には十三像がありました。
お線香やロウソクなどが販売されており、
筆者が参拝してる際も、多くの参拝者が訪れて熱心に拝まれていました。
七木地蔵尊祭日
1月14日 新年大祭
4月14日 春季大祭
8月24日 秋季大祭
各月4日、14日、24日恩日
また、2024年1月14日(日)には、「七木地蔵新年大祭」が行われます。
新年大祭では鏡びらきが行われ参詣客にぜんざいが振舞われていたようですが、感染拡大防止のため2024年度はおかし等を配布されるようです。
七木地蔵尊新年大祭
◾️会場:七木地蔵尊
◾️開催地:久留米市長門石5-4-4
◾️駐車場:あり
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