【久留米市】久留米市を代表する御寺。臨済宗妙心寺派の「梅林寺」のおすすめスポット3選。
JR久留米駅のすぐ裏手、筑後川べりの丘に堂々たる伽藍をみせているのが、臨済宗妙心寺派の「梅林寺」。
九州の代表的な修行道場として知られる古刹で、また久留米藩主有馬氏菩提寺となった寺です。
御寺の起源は、初代藩主豊氏が故地丹波福知山の瑞巌寺を移したもので、父則頼の分霊をここにうつし、その法号梅林院から寺号を改めたものとされています。また、梅林寺の寺宝は六百余点を数え、「絹本著色釈迦三尊像(重要文化財)」のほか、「尾形光琳の富士山の図」、「長谷川等伯の屏風」、「狩野が描く襖絵」なども収蔵されています。
梅林寺&梅林寺外苑 案内
梅林寺と梅林寺の案内図が設置されていますので、梅林寺巡りの参考にしてみてください。
梅林寺おすすめスポット3選
最初にすすめするスポットは、明治20年(1887)に建立されたとされる「唐門・勅使門(ちょくしもん)」です。県指定有形文化財にも指定されている檜皮葺の平唐門。
本堂正面には浮彫りの扉を持つ唐門が優れた威容を見せ、その彫刻に満ちた扉は目を見張るものがあります。
おすすめスポット2つ目は、「久留米藩主有馬家墓所」の「有馬家霊屋(ありまけたまや)5棟」です。
江戸時代に久留米第21万石を治めた大名有馬家の墓所には、歴代藩主の霊廟や石塔、一族や家臣たちの石塔などが伝わっています。
歴代藩主の霊廟の中でも、「有馬家霊屋(ありまけたまや)五棟」は、納塔廟2棟と位牌3棟で構成されており、平成30年12月25日に国指定された重要文化財(建造物)です。建立時期は、寛永7年(1630)に久留米藩初代藩主有馬豊氏(春林院)の父で、藩祖とされる則頼(梅林院)の墓を移した後から、2代藩主忠頼(瓊林院)が死去した承応4年(1655)頃までの間で、久留米市最古の木造建築群であるとともに、日本有数の霊廟建築でもあります。始祖を初め歴代藩主の霊廟や墓塔が、静かな小松林の中に風格のあるたたずまいを見せています。
おすすめスポット3つ目は、久留米市指定天然記念物である「梅林寺のソテツ」です。
久留米城外郭(四の丸)の渡邉家から明治13年に移植されたとされており、梅林寺に移された際には、すでに樹齢が200年以上経っていることが記されています。
梅林寺御朱印
梅林寺には御朱印が頒布されています。
頒布場所は本堂と庫裏(くり)の間に、入り口から入ると寺務所があります。
梅林寺は季節ごとに異なる風景が楽しめる御寺でもあります。春の時期になると、梅林寺外苑の梅がとても有名。
また、秋の時期になると紅葉狩りが楽しめる人気のスポットです。
今回ご紹介した「梅林寺」のおすすめスポット3選はいかがだったでしょうか?
まだまだ見どころのある建物が多くあります。久留米を代表する観光スポット梅林寺にぜひ訪れてみませんか?
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