【久留米市】100年以上の歴史がある「松尾ハム」を継承。ドイツ仕込みの製法で作られた生ハムやベーコン、スモークドチキンをテイクアウト!
久留米市上津町、裏山公園駐車場近くに2020年10月20日にオープンした「松尾ハム」。
以前は、久留米市日吉町にある日吉小学校付近にあった松尾ハムですが、100年以上の歴史がありながらも惜しまれつつ廃業。その伝統の‟味”を復活させたいと、親族がドイツ仕込みの製法を引き継ぎました。
ドイツ仕込み製法のハム
今回テイクアウトしたのは、松尾ハムの「ベーコン(写真右)と生ハム(写真中)とスモークドチキン(写真左)」。
1~2週間熟成され、チップを使い薫製されたベーコンは、旨味とスモークされた香りが口いっぱいに広がります。
生でも食べれますが、さっと焼いて食べるのもオススメ!! 燻製が効いてるので料理のアクセントにもなります。
その他の、生ハムやスモークドチキンはお酒のつまみに最適な品です。
手土産や贈り物にも喜ばれるかと思いますが、自分へのちょっとしたご褒美にいかがですか♡
[松尾ハムヒストリー]
松尾ハムの創業は大正4(1915)年。今から100年も前。時は第一次世界大戦の真っ只中。その昨年、日本はイギリスの連合軍で、ドイツ帝国の東アジアの拠点である中国・青島を攻略。
そして、ドイツ兵が俘虜として日本の収容所に移送されました。その最大の収容所先が、当時は日本有数の軍郡で十八師団のあった久留米でした。その数1,300名以上。俘虜収容所では、俘虜の多くは志願兵で元民間人が多く、故郷の味(ハムやソーセージ、ビールなど)を渇望しておりました。その中には食肉加工に従事していた者もおり、久留米のキリスト教会を通して紹介されたのが、キリシタンでもあった初代の松尾ハム創業者、松尾音吉でした。
松尾氏は、そのドイツ人から伝統的なドイツのハム・ソーセージの製法を学び製造に着手、自分自身が納得いく味へと昇華させることに成功したのです。その味はドイツの多くの俘虜からたいへんに喜ばれて迎え入れられたと伝えられています。
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